今回のお買い物: Magic Trackpad

2011-12-17


こんにちは、しまゆぐの金子です。
第1回、僕がご紹介するのは、Apple Magic Trackpadです。
MacBookユーザーにはお馴染のトラックパッドですが、Macはデスクトップしか触った事が無い、という方にこそお薦めしたい入力装置です。Mac OS X v10.7 “Lion”が出た今、マウスを使っていたのではLionの真価は理解できないと言い切れるでしょう。

ノートPCを利用する人で、内蔵のトラックパッドを使わずに、わざわざ携帯用の小さなマウスを使っている人、いませんか?携帯するにはかさばるし、マウスならある程度の「机」がなければ操作できません。僕も電車のグリーン車や、空港でノートPCに持参のマウスを繋げ、小さなスペースで窮屈そうにPCを操作する人を沢山見かけてきました。
それではなぜ、出先で不便な思いをしても尚、あの方達はマウスを持参しているのでしょうか?それはノートPCのトラックパッドが使いにくいと考えているからだと思います。

ここで「ノートPC」と呼んでいるのは、Apple以外のメーカーから出ている、9割方WindowsがインストールされたノートPCのことです。

僕が今まで、職場などで触ってきたこれらのノートPCのトラックパッドについての不満点を列挙します。

1.トラックパッドの位置が左に寄っている
2.ボタンの位置のまずさ
3.スクロールに関する配慮のなさ
4.トラックパッド面積の狭さ

1は、なぜでしょう、左親指で操作しろ、という事でしょうか?MacBookのような左右対称デザインのノートPCこそ今まで見た事が無く、両手をパームレストに置いてキーボードを叩いていると、手のひら部分がいつの間にかトラックパッドに触れてしまい、カーソルがあらぬ方向へ移動して、誤動作、ストレスの原因となります。

2は、マウスでいう右、左ボタンの代わりを為すボタンの位置ですが、これもトラックパッドの上に付いているものが多いような気がします。あれを押しながら別の指でトラックパッドを操作する、例えばドラッグなどの動作はこれはピアノを弾いているのか?と思えるほどの「曲芸」をユーザーに要求しますし、操作ミスが多発するところでもあります。

3ですが、Microsoftのマウスによって一躍有名になったホイールをなんとかトラックパッドでも再現しようと、何とホイールのついたノートPCも過去にはありました。E社のものでしたが、操作性は推して知るべし、でした。

4も困ってしまいます。ノートPCユーザーがトラックパッドを敬遠する理由の最大の原因は、トラックパッドが狭い事に関する不満ではないかと思っています。ネットブックのような小さなPCでそれは顕著で、もう切手シートのような領域しかありません。あれで操作をしろと言う方が間違っているわけで。

Magic Trackpad、というかMacBookもそうですが、とにかくAppleのトラックパッドはこれらの不満を解消していると思います。その理由を以下に述べます:

1.トラックパッドの位置が左に寄っている
→Apple製品全てに言える事ですが、左右対称デザインです。
2.ボタンの位置のまずさ
→MacBookシリーズのボタンは誤動作の無いよう、トラックパッドの下部に出っ張りもなく存在しています。また、トラックパッドそのものを押し下げる、またはタップによるクリック動作も可能。
3.スクロールに関する配慮のなさ
→2本指スワイプによるスクロールの滑らかな操作性はスクロールに関するトラックパッドの不満を解消しました。Lionでは、スクロールバーも必要な時しか出ないなど、iOSのようなUIにしたのは、やはりトラックパッドによる操作を前提としているからでしょう。
4.トラックパッド面積の狭さ
→MacBook Air 11″でもかなり広い。Magic Trackpadはそれより2倍ちかく広い。

これらに加え、全てのトラックパッドの利点として「何もつままなくても良い」という事を加えておきたいと思います。昨今のマウスはワイヤレス化に伴い、電池を内蔵しなければならない物が多く、必然的にマウスの重量はかさみます。あれを指で持ち上げ、動かし、押して…という動作は、経験からですが肩凝りの原因になると思います。これはトラックボール支持者がその利点と上げている「肩が凝らない」というのは、そのままトラックパッドの利点にもなります。何せ、つまむものは何もありません。0グラムです。いくら有線式とはいえ、重さ0グラムのマウスは無いでしょう。

iPadを買った方ならお分かりになると思いますが、iPadを使ってのWebブラウジングというのは実に「気が楽」なのです。あの気楽さをMacにも持ち込める装置が、Magic Trackpadです。Safariをお使いなら、ピンチ、スワイプといったお馴染の動作がそのまま使えますので、まるでiPadを使っているかのような気楽なWebブラウズを楽しめる上、モニターと入力装置が分離しているという利点はiPad/MacBookには無いものです。

それではなぜ、モニターと入力装置が分離するのが良いのでしょうか?例えばiPadは画面と入力装置が同一のため、それに向かう姿勢というものは崩せません。いつも首を下げて画面を見続けていると、首が疲れてしまいます。
MacBookではどうでしょうか?これはノートPC全般に言える事ですが、画面とキーボード/トラックパッドの位置が固定しているため、必然的にそれに向かう姿勢は「かぶりつき」になります。これも長時間の作業には向いていない理由です。

表示装置と入力装置が離れている場合、例えば表示装置を置く場所、机の事ですが、これの上げ下げの調整は、下に物を置くなどして調整は可能でしょう。そして自分が座る椅子ですが、これも自分の背丈に合わせて調節可能であり、「かぶりつき」の姿勢よりも楽な姿勢、すなわち、腕を過度に上げない、モニターは目線よりわずかに下の位置に調整する事は可能です。デスクトップPCよりもノートPCの方が売り上げが上がった今ですが、このような長時間の作業に関するノウハウはなおざりにされている感があります。MacBookですと最近はThunerbolt I/Fがありますので、外付けモニターを付けたり、Bluetoothによる入力装置の分離でデスクトップと同等の操作環境になるのですがこれはまた別の話しです。

長々と書いてしまいましたが、トラックパッドの利点を分かって頂けたでしょうか?ついでに欠点も書きますと、1ピクセル単位の微妙な操作は難しいので、デザイン系の仕事をなさる方がベジェ曲線を描く、といった作業には、まだまだマウスが有効かと思います。
トラックパッドの良さは「気軽さ」ですので、そこは使い分けた方が良いかと思います。

トラックパッドの良さに気付いていないデスクトップ派の皆様、Magic Trackpadは史上最大(多分)のトラックパッドを、自由な姿勢で使えるという、MacBook以上の快適さを享受できるチャンスです。是非一度、Magic Trackpadに触れてみてください。

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