たぶん最高のマウス・Apple ADB Mouse(金子)

2012-12-23

こんにちは、金子です。
きょうはApple ADB Mouseの思い出話をしたいと思います。

僕が初めてこのマウスに触れたのは、1992年にMac LCIIを購入した時に付属していたものが最初でした。それまでの僕のマウス遍歴というのは、1980年代後半に購入した、Panasonic MSX2に接続するマウス、確か7800円したと思いますけどあれが最初で、その次はEPSONのPC-98互換機用のマウス、そしてADB Mouseですからここで3台目、マウスの何が良いのかについては一応理解しているつもりで触れた所、ああ、ADB Mouseが一番だとの結論に達しました。

今でこそマウスは光学読み取りが主流になっていますけど、1990年代まではマウスは下に装着されたボールが転がる方向や速度を感知していたものですから、畢竟、机が汚いとボールがゴミを拾ってしまい、マウス内部のローラーにゴミがたまり、転がりが悪くなります。それを数ヶ月に一度、マウスを裏返してボールを外し、爪楊枝でローラーにへばりついたゴミをこそぎ落とす行為は、これは何か茶道のお道具の手入れをしているような気になり、これはこれで悪くなかったのですが、その後登場した光学式マウスにより、この楽しみは失われました。

Apple製マウスが光学式になるのは2000年のApple Pro Mouseを待たなければなりませんでした。しかしそんなものを待つまでもなく、ADB Mouseが素晴らしかったのは、このマウス、ボール式の癖にほとんどゴミが付かなかったのです。
なぜでしょう?未だに理由はわかりませんが、僕はADB Mouseの「手入れ」をした記憶が殆どありません。ボールの素材なのか、ローラーの素材なのか分かりませんけど、その軽さ、持ちやすさ、メンテナンスフリーである事など、このマウスが最高であると10代の僕は勝手に思っていたのです。

その後、Apple製マウスは大柄で重くて使いづらいADB Mouse IIとなり、Macも含めて古来からのAppleファンには不評の「象の足」つきデザインが続いた後、iMacのデビューによって一躍脚光を浴びた社内デザイナー、ジョナサン・アイブによる丸いマウスが登場し、その後も光学式になり、無線になり、遂にはMagic Trackpadの登場でマウスの時代もここまでか、と思わせましたが、ついにADB Mouseを超える操作感のものは登場しませんでした。

なぜADB Mouseはゴミが付着しなかったのか?「Magic Trackpad」よりもこちらの方が余程「Magic」でしょう。

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