Chicagoの夢、iPod 4th gen(金子)

2012-12-23

こんにちは、金子です。
きょうはiPod 4th genの思い出話をしたいと思います。

2001年にiPodが発売された時、まさかこれがその後のAppleの方向性を決定づける重要な製品になるとは思いもよりませんでした。HDDを持ち歩く!この発想は「HDDはレコードと同じ仕組みでデータの読み書きをしているのだから、振動を与えてはいけません」と子供の頃から厳しく厳しくしつけられた僕からは出てこない発想でした。

そして、外で、Apple製品を見せびらかす!これは今でこそ電車に乗ると老いも若きも男も女も必死になってiPhoneをこすっていますけど、これが2001年であったなら、何か第二次大戦下、ドイツのユダヤ人がダビデの星の腕章を付けさせられての外出を強要されているような気分になったものです。というのも、2001年のAppleといえば、1997年のiMacでの衝撃的なカムバックを果たしたものの、「Windowsに対応しなければPCにあらず」という全体主義思想が世界中に蔓延していた時代でした。まさかそれから何年かして、Appleの株価がMicrosoftの株価を追い抜くことがあろうとは、当時の人間に話した所で、鼻で笑われた事でしょう。そんな中、iPodを持ち歩くとは「自分はApple製品が好きです」と「カミングアウト」する事であり、「皆と同じものを持つことで安心する」大多数の日本人からは、石を投げられてもおかしくない行為だったのです(これは僕の被害妄想ですけど)。

iPodを持って、ああ、Apple製品だな、と感じたのは、そのアルファベットのフォントが、古いファンにとってはお馴染みのChicagoフォントであったからです(日本語はOsakaでした)。白黒のディスプレイと相まって、昔の一体型Macを見ているような、何か古い友人と再会したような気分にさせられたものです。

その後のiPodですが、案の定HDDが故障してしまい、修理から帰ってきた新型も2ヶ月ともたずにHDDが壊れる事態に見舞われ、それから二度と僕はHDD型のiPodを買うことはありませんでした。ひとときの逢瀬でした。

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