電子出版EXPOに向けてボイジャーパンフレット3(もちゃち)

2015-06-30

続いて、黄詠雪さんの『疾風怒涛の時代、進化する台湾の青文出版社』。黄詠雪さんは台湾の青文出版社の代表です。青文出版社は1964年設立との事で、結構歴史のある出版社です。「当初は文学、歴史、哲学などの専門書を出版してきましたが、1990年からコミックも扱うようになりました。現在では台湾のコミック市場において中心的な存在となっています。」との事です。コミックは日本のものを扱っているようで、小学館と講談社のライセンスによりとあるのですが、『聖闘士星矢』『テニスの王子様』という名も出てくるので、集英社ともライセンスがあるのではと思います。台湾人は日本のマンガをとても好んでいるようです。「台湾出身の作家のサポートにも力を入れています。」との事です。
「日本の出版社が海外へライセンスする点数とそこから得るライセンス収入が一番多い国は、まさに台湾なのです。」との事です。台湾は歴史的に日本に親近感を覚えて下さっているようで、何とかその思いに応えたいと思っています。台湾もやはり出版市場が縮小しているようです。
「電子書籍市場で販売されているコミックはまだ少ない」との事です。「日本の出版業界では総売り上げの30%を電子本が占めているのに、台湾では1%しか占めていないことから、私たちはこの市場が成長することを確信しました」との事です。そこで青文出版社は、「日本の電子書籍の第一人者であるボイジャーと提携して」との事です。青文は「既存の制作フローを変更することです。今までの編集作業は印刷本のみを前提としていましたが、今後は「EP共通(平網合一)」計画を実施します。印刷版の制作と同時に、markdown、CSS、HTMLなどで同時に電子版を制作するというものです。そのために社内でWBS(Work Breakdown Structure)を使って何度も打ち合わせし、テストしてきました。」との事です。これは日本の出版社が見習うべき事ではないでしょうか。社内で反論の声があがったのだが、粘り強く主張し、こういう方向に持って行ったそうです。

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